藤田岳人 20110520
    

 いつも「科学技術の夢とロマン」をご愛読戴きましてありがとうございます。

 同コラムは、株式会社技術経営創研が企画・主宰するもので、この5月10日のコラムにて、累計50回を数えるまでになりました。ここまで継続してこられましたのも、読者の皆様のお力添え、コメントがあってこそのものと改めて感謝申し上げます。

 本コラムは、「科学技術」をキーワードに、日々の業務や生活の様々な場面で遭遇する技術、近未来を見据える上で欠かすことができない技術などについて、当社スタッフはもちろん、夢とロマンを語る社外の様々な執筆者或いはリンクサイトの記事もとりまとめて構成しているものです。

 2004年の6月に第一弾を掲載以来、当社スタッフによる執筆20本、当社関係者による執筆・記事掲載8本、当社選定による記事掲載22本を公開して参りました。その分野も多岐に渡り、環境、宇宙、新素材、ロボット、送電など個別の技術に関わるものから、科学技術創造立国、ノーベル賞、産業クラスター等に関わる科学技術全般への取り組みに関するコラムなど、様々な視点で「科学技術の夢とロマン」を紹介して参りました。

 思えば、子供の頃に手にした科学雑誌などには、輝ける21世紀の未来像として、宇宙旅行、超高層ビル、海上都市、自動運転自動車、超高速列車、家事ロボット、エネルギー問題の解決など、様々な想像図が掲載され、夢とロマンに溢れていたように思い出されます。

 これらの未来像のうち、幾つかは実現のものとなり、幾つかは未だ叶わぬものもあります。また、想定できなかった技術が花開いていることもあり、この数十年間の科学技術の進歩、応用、普及は正にめまぐるしいスピードと共にあるように思います。

 その一方で、SARSや鳥インフルエンザといったこれまで人類が体験してこなかった病原菌が広まったり、未曾有の自然災害の多発していること、また福島原発のように「完全にコントロールできる」とされていたものが人類の手に負えない事態を招いていることなど、まだまだ人類が自然界に対して「技術」を鼓舞できるのも、ほんの一握りであることを実感する場面も多くあります。

 それでも、いつの時代でも、人類の夢は尽きず、未来に、技術にロマンを重ねていくものではないでしょうか。ドラえもんのポケットから何が飛び出すかわくわくするように、これからも様々な技術が飛び出してくることを期待して止みません。

 但し、単に「技術」が創出されることに留まるのではなく、これが産業化・市場化され、戦略的なビジネスの創出に繋がっていくことも、今後日本が再起しグローバルな中で地位を確保していくために欠かしてはならない視点です。当コラムも、このような視点を常に忘れずに持っていたいと考えております。

 当コラムでは、今後も「夢とロマン」を抱かせるような「科学技術」に関する情報を提供し、技術への興味や理解のお手伝い、或いは知識ネタ元として、時には業務にも関連する情報源として皆様に活用して戴けるよう、精進して参りたいと思います。

 今後とも宜しくご愛顧の程お願い申し上げます。




 
平成23年5月20日
 株式会社技術経営創研 取締役 技術統括部長
「科学技術の夢とロマン」主宰 藤田岳人